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 演習の際には、報告資料の配付やレポートの提出を求める機会がありますが、その形式が甚だ不満に思われることが少なくありません。導入演習ではひととおりの解説をするのですが、すべての授業で手取り足取り教えるのには限界がありますから(特に、学部上級生や院生に対しては)、特に要望したい点をここに記しておきます。受講者は、以下に記されたことを遵守するとともに、以下に掲げた資料を各自でよく読んでください。お願いします。


1 文書の体裁(必須)


 特に報告資料についていえることですが、他人に見せるものとは思えないようなものが提出されることがあります。せめて、以下の事項くらいは記してください。また、作成する文書には、項目立てをし、通し頁番号を付してください。
 ・文書の標題(報告やレポートのタイトル)
 ・文書の作成者(あなたのおなまえ)
 ・文書の作成日(報告やレポート提出の年月日)
 ・文書のあて先(授業やレポート課題の名前)


2 文献の引用方法(必須)


 文献の引用方法については、法学の分野で標準的とみられる方法があります。まずはそれを使いこなせるようになってください。
 ○ NPO法人 法教育支援センター
  法律文献等の出典の表示方法(平成26年) 書誌情報→頁番号の順の引用方法をお勧めします。


3 表記・表現(任意)


 (1) 法律に関する文書を作成するときには、公用文の書き方が参考になることも多いかと思います(これに従えという趣旨ではありません)。そこで、ご参考までに以下の資料をご案内します。
 ○ 文化庁
  公用文の書き方資料集
 
 (2) また、私自身がちゃんとした文章を書き、整然と話しているかどうかは別ですが、個人的には、以下の書籍がとても勉強になったと感じております。
 ・本田勝一『〈新版〉日本語の作文技術 』(朝日文庫、2016年)
 ・バーバラ・ミント(山崎康司訳)『考える技術・書く技術――問題解決力を伸ばすピラミッド原則』(ダイヤモンド社、1999年)
 ・ロバート・R・H・アンホルト(鈴木炎ほか訳)『理系のための口頭発表術――聴衆を魅了する20の原則』(講談社、2008年)


*資料を公表してくださっている各所に感謝いたします。

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